骨粗鬆症
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の密度や強度が低下し、骨がもろくなってしまう病気です。骨折のリスクが高くなり、特に高齢者では「転んだだけで骨折」「いつのまにか背中が曲がってきた」といったケースがよく見られます。
「骨が弱くなっています」と言われたけれど、何から始めれば良いかわからない…そんな方もご安心ください。当院では、骨密度測定を含めた評価を行い、症状やリスクに応じた治療方針をご提案します。
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症にはいくつかのタイプがあり、原因もさまざまです。以下のような要因が重なって発症することが多いです。
主な原因
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加齢(特に女性は閉経後に急激に骨量が減少します)
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女性ホルモンの低下
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栄養不足(カルシウム・ビタミンD不足)
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運動不足
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喫煙や過度の飲酒
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慢性疾患(関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病など)
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長期のステロイド使用
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家族歴(親族に骨粗鬆症による骨折歴がある)
当院の院長は、関節リウマチや膠原病など免疫疾患を専門とする医師であり、ステロイド使用や慢性炎症に起因する骨粗鬆症のリスク評価・治療にも精通しています。
骨粗鬆症で起こりうる合併症・症状
骨粗鬆症は、進行しても症状が出にくく、「沈黙の疾患(サイレントディジーズ)」とも呼ばれています。
しかし、以下のような骨折は、生活の質(QOL)を大きく下げる原因になります。
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背骨の圧迫骨折(背中が丸くなる・腰痛)
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大腿骨頸部骨折(寝たきりや要介護状態の原因)
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手首や腕の骨折
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肋骨の骨折
特に一度骨折すると、次の骨折リスクが非常に高くなる(ドミノ骨折)ため、予防が非常に大切です。
骨粗鬆症の検査と治療法
当院では、以下のような段階的な検査と治療を行っています。
1. 検査
骨粗鬆症の診断には「骨密度測定(DXA法)」が基本となります。
当院では、院内で骨密度測定を行うことが可能です。
短時間・低被ばくで検査ができ、結果はその日の診察でご説明します。
必要に応じて、既存の骨折歴、血液検査、年齢や併存疾患などを総合的に評価し、骨折リスクに基づいた治療方針を検討します。
2. 治療方法
骨密度や骨折リスクに応じて、以下の治療を行います。
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食事療法
・カルシウムやビタミンD、ビタミンKをしっかり摂る -
運動療法
・転倒予防のための筋力強化、バランス運動 -
薬物療法
主な薬剤には以下があります。
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ビスホスホネート製剤:骨を壊す細胞の働きを抑え、骨折を防ぐ薬です。
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デノスマブ:半年に1回の注射で骨吸収を抑えます。
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活性型ビタミンD製剤:カルシウムの吸収を助け、骨を強くします。
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選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM):女性ホルモンの働きを補い、閉経後の骨量減少を防ぎます。
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副甲状腺ホルモン製剤(PTH製剤):骨の形成を促進する「骨を作る薬」です。
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ロモソズマブ:骨を作る働きを高めつつ、骨吸収も抑える新しいタイプの注射薬です。
患者さんの骨折リスク・年齢・体質に合わせて、無理なく続けやすい治療を一緒に検討していきます。
骨粗鬆症についてのよくある質問
Q1. 骨密度が低いけれど、痛みはありません。本当に治療が必要ですか?
A1. 痛みがなくても、骨折のリスクが高い状態です。骨折してからでは治療が遅れるので、早めの予防が大切です。
Q2. お薬はずっと続けないといけませんか?
A2. 骨粗鬆症の薬には継続して効果が出るタイプが多いため、医師と相談しながら続けることが重要です。
Q3. サプリメントだけで治せませんか?
A3. 軽度の骨量低下なら予防として有効なこともありますが、中等度以上や骨折歴がある場合は薬が必要になることがほとんどです。
院長より
骨粗鬆症は「年齢のせい」と見過ごされがちですが、適切な評価と治療により、骨折は予防できる病気です。
当院では、免疫疾患・ステロイド治療に伴う骨粗鬆症も含め、骨密度測定から治療・フォローアップまで一貫した診療体制を整えています。
和泉市・和泉中央駅周辺で、骨の健康が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

